暑中お見舞い申し上げます |
入梅もあがり、真夏の太陽が照りつけるこの頃です。 雨ばかりの梅雨空見上げて、青空を探していたのは つい昨日のことでしたが、人間というものは勝手でわがままな動物です。 もうあの梅雨空を恋しがっております。 これを“ないものねだり”というのでしょう。 考えて見ますと、私共は戦後50年この“ないものねだり”をバネとして「追いつけ、追い越せ」と頑張って来たような気がします。そしていつのまにかトップランナーに躍り出て今があるのでしょう。トップになったときの“ないものねだり”は何処にあるのでしょうか。 多分「追いつけ、追い越せ」の時代には他人(他国)が持っていたはずです。然し 他人(他国)が持っていたものは全て手に入れてしまいました。 そうすると今から私共に必要なものは、“欲しいものさがし”ということになるのかも知れません。(政治家の一人はこれを “あるものさがし”と表現しておりました。) なんと幸せな時代に私ども生きているのでしょうか。 でも その幸福感を満喫している人はあまりいないように思いますが、皆さんはいかがですか。 もしかしたら、幸せは失って見て初めて気づくのかも知れません。 だとしたらこうしてはいられません、今すぐ身の回りの幸せを探して、その確認をしなくては。 |
平成15年7月30日
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