― 常識が崩れるとき ― |
スペインといえば闘牛です。 「闘牛士が颯爽と赤い布を振って牛をおびき寄せ、次の瞬間猛然と襲いかかる」、私達は当然のごとくそれをイメージとして持っています。 しかし あるとき読んでいた本の中に、「牛の目は白・黒・灰色程度にしか見えない」と書いてありました。・・・・・あ然。 闘牛士が打ち振る赤い布の『赤』という色には意味がなく、牛はただ、ひらひらと揺れ動くものに危険を感じ、興奮して突進して来るらしいのです。 つまり 何色の布でもかまわないのです。 赤い布は、観客つまり見ている私達人間を興奮させるための赤い布なのです。 私達は、日々仕事をするうえでも、時々同じような場面に出くわし、今まで持っていた自分の常識が崩れるときがあります。 なぜそうだったのか、多分頭の中で分かっていただけで、実際に自分自身が動いて検証していないからなのです。 |
- 今月の名言 -
天使が飛ぶのは羽があるからではない。 「飛ぶ」と皆に信じられているからである。 (神戸健二) |
平成18年3月1日
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